昨年度に発生した労働災害で、弊社が労働安全衛生法違反として書類送検された事態を受け、同年12月頃から社員より、これまでの「個人任せの安全管理体制」ではなく、再発防止のために「全社的な安全管理体制の構築」が重要であるとの認識で、労働安全委員会の発足を訴える声があがりました。
その意思を当社代表に伝え、時期を同じくして委員会の発足を模索していた当社代表の思いとつながり、労使で安全衛生委員会発足の合意形成に至りました。そして「二度と労働災害を起こさない、起こさせない」を企業経営の基盤として安全衛生委員会を発足する事となりました。
●安全衛生委員会の目的
安全衛生委員会では下記の(1)から(5)を目的と定めました。
(1)労働災害の再発防止
(2)従業員の安全意識向上
(3)職場環境の改善
(4)法令順守の強化
(5)組織的な安全管理体制の確立
●安全衛生委員会の活動指針
当社ではこれまで安全衛生委員会は存在せず、従業員の経験則などに依存して作業時の安全を確保しておりました。従業員それぞれの安全意識は経験年数により異なることは明白であり、これまでの個人の経験則に依存した安全意識から、全社員で共有するための意識改革として「全従業員の安全意識の共有化」と「安全意識の向上」を促進することが、早急に改革すべき重要な課題であることを認識いたしました。
二つの課題「全従業員の安全意識の共有化」と「安全意識の向上」を実現するため、委員会の目的である上述(1)から(5)を活動の柱として、安全衛生委員会の活動を推進いたします。
また、企業倫理の観点からコンプライアンスの再確認と順守の徹底を図ることも目的として活動を推進いたします。